【レポート】 遭難をなくする集い ~山のリスクマネジメント 道迷い遭難~

【日程】2024/08/31(土)
【参加者】25名
【記者】Y.H.

【場所】京都市右京ふれあい文化会館

今年度、指導・遭難対策委員会主催で、第3弾の事業となる「遭難をなくする集い」を、京都市右京ふれあい文化会館で開催しました。

台風の進路が定まらず、前日まで実施が確定しない中でしたが、25名の受講者の方にご参加いただけました。

 講習会の開催に先立って、指導・遭難対策委員長の開会挨拶の後、司会の瀬崎氏から、「道迷い」に焦点をあてた本講習会の趣旨について説明がありました。

 講義は、日頃から山での遭難捜索活動に従事している救急救命士の川原氏が「遭難と原因」、「アクシデントを起こさないために」、「セルフレスキュー」の3部構成で講演を実施しました。

 まず、第1部の「遭難と原因」では、登山が他のスポーツと違う点 、山でどんなアクシデントが起こっているのか?  について、令和5年の山岳遭難の統計や、実際の捜索事例の紹介を中心に講義をしました。京都近郊で発生する山岳遭難事故では、沢筋に迷い込んだ結果、滑落して亡くなるケースも少なくなく、道のない尾根は不用意に下らない(特に、沢筋へ入らない)ことが重要です。他にも登山計画を家族、職場や友人に伝えることや、「迷ったかな?」と思ったら現在地の確認を行う習慣を身に付けることも大切です。

  続いて、第2部の「アクシデントを起こさないために」では、計画・準備、必要な危険認識 ・ルート研究、踏査力について講義しました。事前に地形図を使用してシミュレーション(模擬登山)を行い、迷いやすい地形や危険個所を把握するほか、夏季や日帰りの登山であっても防寒着、モバイルバッテリー、ヘッドライト及び予備電池の携行といった事前準備がアクシデント防止には重要であることを参加者の皆さんに伝えました。

  最後に、第3部の「セルフレスキュー」では、三角巾やテーピングを用いた足首の固定やペットボトルを用いた手首の固定などについて、実演を交えてご説明頂きました。

 予定よりやや時間はオーバーしてしまいましたが、普段聞くことのできない興味深い内容も多く、有意義な講習会だったのではないかと思います。

今回は足元の悪いなか非常に多くの方に講習会へご参加いただき、ありがとうございました。


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